令和7年8月。
お盆に入り、ジリジリ照りつける暑さは少し和らいできた気がします。
そんな中、ついに8月サーフフィッシング1回目のチャレンジへ!
海は…最高のロケーション。
波の音を聞きながらキャストを繰り返し、「今日は大物の予感!」なんて思っていたのですが――
釣果は、まさかのフグ一匹。
しかも「これぞ釣りあるある」な、小ぶりサイズ。
でも不思議なもんで、釣果がショボくてもやっぱりサーフフィッシングは楽しい。
肩も腰もバキバキで、帰宅したら即ビール!至福のひととき。
「ああ、もうすぐ還暦か…そりゃ疲れるわな~」なんて、しみじみしていると、ふとサイドボードの奥に視線が止まった。
25年間眠らせてきた宝物
そこには、私の唯一と言っていい“酒の宝物”が。
「Strathisla(ストラスアイラ)1960 ゴードン&マクファイル」

伝統的なスコッチウイスキーの蒸留所ストラスアイラで造られた一本、25年ほど前に手に入れた超貴重品だと思います。日の当たらないサイドボードの最深部に保存しておいたので状態も悪くないはず。
あの頃は、これは貴重な酒だ!「厄年を迎えたら開けよう」「50歳になったら飲もう」「子供が成人したら乾杯しよう」――そうやって節目節目の理由をつけては飲むタイミングをはかっていたのですが
結局、全スルーして今日まで熟成??させてしまいました😅。
気になってオークションを覗いてみると、これが驚くほどの高額取引もある。
「いよいよ還暦だし、今度こそ開ける?」と一瞬は思ったのですが…。
飲むよりも「分かち合いたい」気持ちに変わっていた
25年前は、高いお金を払ってでも美味い酒をバーで飲むのが楽しみでした。
しかし、還暦目前になった今、価値観はすっかり変わってしまった。
家族や仲間とワイワイ、笑いながら飲むそんなに高くない酒の方が断然楽しい。
貴重な一本を、家で一人で開けても…正直、微妙だ。
だったら――
飲んで数回泥酔するよりも、その価値を「今を楽しむため」に使った方がいい。
そしてストラスアイラ1960はスコッチを愛する人に飲んでもらおう!
そう思った瞬間、迷いは消えた。
酒の代わりに…釣り具!
早速ネットで調べて、酒の買い取りをしているいわき市内の業者を4社まわって見積もりを取り
さらにネット査定も1社依頼。
結果、一番高値をつけてくれたところに即売却する!
そのお金でまずは家族と美味しい食事へ。
そして残りで、タフな釣り具を購入する計画です。
どうせなら、この先長く思い出を作れるモノに変えたい。
「今を楽しく生きる」っていう判断で間違ってないと思う
ストラスアイラ1960を飲んだら、きっと美味い。
でも、その一瞬よりも、家族との笑顔や、これからの釣行でのワクワクの方が、私にとっては何倍も価値がある。
25年間大切にしてきた一本に感謝しつつ、私は新しい道具と共にサーフに立つ。
そして、またフグ一匹でも笑える釣り人生を楽しんでいこうと思います。
明日は、このウイスキーを売却するまでの経緯や査定の話をブログに書きます。
お宝を眠らせている誰かの背中を押せる話になるかも??です。