11月末は父の誕生日、12月は母の誕生日…今年はちょっと違う!
11月末は父の誕生日、そして12月には母の誕生日。
恥ずかしながら、還暦を目前にしてようやく「何か贈り物でも…」なんて気持ちが初めて湧いた。
来年は給料も下がる予定だし、むしろ“今”のほうがまだ余裕ある気がするのだ。
そんなわけで、今回、実家に戻る理由は――
「田んぼの秋起こし」。
稲刈りが終わった田んぼを耕し、稲わらを土にすき込んで、春の田植えへの準備をする作業だ。
👟両親への誕生日プレゼントは「スケッチャーズのスリッポン」
以前よりいいかな~と思っていたスリッポン。
「手を使わずに履けるらしい」
「転倒防止にもよさそう」
「デイサービスにも履いていけるし、なによりスタイリッシュ!」
そんな理由でポチッと購入。

実家に行ったら、どうやら前日に届いていたようで、
両親いわく「これが来たんだ!」とすでに喜んでくれていた。
さっそく両親に聞いてみた。
「足をズボッと突っ込めば履けるらしいけどどうよ?」
…しかし残念ながら両親の足ではそこまではいかず、
靴べらが必要とのこと。
まぁ、そのうち“こなれて”くればいけるだろう!
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🚜翌朝、農作業スタート!
朝から田んぼへトラクターを運んで作業開始。
免許を返納した父にハンドルを渡すと、もう嬉しそうに運転するわ運転するわ。
3分の1ほど進んだら、
「もう満足した」
と言わんばかりに息子へバトンタッチ。
久しぶりに両親と一緒にやる農作業、悪くない。
なんだかんだ、楽しい時間だった。
🍣そして誕生日ディナーへ
作業後、「誕生日だし、どこか食べに行くか?」と聞いてみた。
すると父から帰ってきた言葉は…
「俺は、お前らが用意してくれたものなら何でもいい。
ビールが1本ついていればそれで十分だ!」
…なんというシンプルさ。
昔からそんな感じだが、何を食べたいのかすら考えなくなってきてる💦
というわけで、スーパーのパック寿司と冷凍ピザを買い込み、
家でささやかだけど楽しい誕生日ごはん。
😂父の“記憶のトリップ”も発動
すっかりご満悦の父は、ビール片手に突然こう言い出した。
「田植えが終わった!また米が食える!」😂
……いや、秋起こししたばっかりなんだけどね。
でもまあ、楽しそうだし“それはそれでいいか”と思えた夜だった。
✨なんでもないようで大切な一日
還暦目前で、ようやく親に贈り物をしてみた
喜んでくれたなら、それだけで十分。
冬の田んぼとスリッポンの靴が、そんなことを教えてくれた一日だった。