野暮用と畑の除草作業のため、先週に引き続き福島市の田舎へ戻ってきた。
野暮用は明日なので、今日は朝から夕方まで草との勝負である。
この時期の草は本当に元気だ。
「この生命力を少し分けてもらえたら、毎日疲れ知らずなんだけどな。」
そんなことを思いながら草刈機のエンジンをかける。

両親と一緒の作業だ。
60歳になった私が言うのも変だが、80代の両親の体力には毎回驚かされる。
休憩してお茶でも飲もうと思って振り返ると、もう次の場所へ移動している。
「あれ?もう始めてるの?」
こちらが休んでいる間も、二人は黙々と動いている。
毎日のように畑へ出て、土を触り、草を取り、体を動かしている。
ジムへ通うこともなければ、健康器具を使うこともない。
それでも元気そのものだ。
やっぱり農作業というのは最高の健康法なのかもしれない。
もちろん年齢とともに変わったこともある。
父親が免許を返納したので、移動手段は徒歩&一輪車。
昔のように畑いっぱいに野菜を作ることは難しくなり、この場所も今は使われなくなっている。
私が子どもの頃、この辺りは桑畑だった。
蚕を育てていた時代の名残である。
その後、野菜畑になり、今は草が元気よく育っている。
時が変われば、畑の役目も変わるということだろうか?
草を刈りながら何となく周りを見渡していたら、ふと頭の中に面白い映像が浮かんできた。
「ここで花見やったら楽しそうだな。」
桜の木は、樹齢20年ほどでいい感じで見頃を迎えている
レジャーシートを広げて、コンロを持ってきて、肉を焼いて、ビールを飲みながら昔話。
還暦を迎えた高校時代の同級生たちが集まって、一日中笑っている姿が頭の中で勝手に再生されていた。
そういえば、アウトドアが得意な同級生も何人かいる。
テントを張る人。
火起こしが異常に上手な人。
道具を持たせたら無双なやつ。
誰か一人が「俺に任せろ。」と言えば、あっという間に秘密基地のような空間が出来上がりそうだ。
問題は一つだけ。
トイレである。
こればかりはどうにもならない。
しかし、よく考えたら昭和の終わり頃、珍しかった男子校の商業高校で青春時代を過ごした男たちである。
細かいことを気にする連中ではない。
スコップを一本渡しておけば何とかなるだろう。
…たぶん。
いや、何とかしてもらおう。(笑)
そんなくだらないことを考えながら草を刈っていると、不思議と作業も楽しくなってくる。
使っていない畑。
一見すると、ただ草が生えているだけの場所。
でも、見方を変えれば、そこにはまだまだ可能性がある??!!
子どもの頃の思い出が詰まった場所が、今度は還暦を迎えた仲間たちとの新しい思い出を作る場所になる。
そんな事があるならそれも悪くない。
来年の春、本当に実現できたら面白い。
まずはその前に、この草との戦いに勝たなくては。
来年、同級生に「ここで花見をやるぞ。」と胸を張って言えるように、汗を流す60歳のおじさんなのでした💦