今日の案件!「切った松の木、その後どうすんの?」
今回の案件は、庭の松の木の処分である。
松くい虫。
こいつは恐ろしい。
せっかく何年、何十年と育ってきた松の木が、松くい虫の被害によって枯れてしまう。
そもそも「松くい虫」と呼ばれているものは、正確にはマツノザイセンチュウという線虫による「マツ材線虫病」。
マツノマダラカミキリなどが線虫を運び、松の樹体内に侵入することで松が枯れてしまうのだそうだ。
林野庁によれば、松くい虫被害は全国的に確認されており、現在も我が国最大の森林病虫害被害となっている。

そんなわけで、依頼のあった家の庭にあった約5mの松も、残念ながら伐採することになった。
しかし、ここからが問題だった。
「切り倒した松、その後どうすんの?」
農家育ちなら「その辺に置いとけばいい?」
私は農家育ち。実家には山も畑もある。
だから、木を切ったところで、「まあ、山に置いとけばいいか」で済んでしまう。
切り倒した木を適当に片付けて、自分の山に置いておくとか埋めるとか
これまで、木の処分について真剣に考えたことなどなかった。
ところが、いわき市に住むようになって状況が変わった。
山も畑もない。実家に比べれば、ずいぶん都会暮らしである。
庭で木を切ったところまではいい。
問題はその先、「この大量の松、どこへ持っていけばいいんだ?」となった。
いわき市の焼却場へ持っていくには……
いろいろ調べてみると、いわき市の清掃センターへ木材や剪定枝などを自己搬入する場合、一定の大きさにする必要がある。
いわき市の案内では、燃やすごみとして搬入できる剪定枝・木材・木材片などは、直径15cm未満、長さ180cm未満となっている。
つまり、今回の5m近い松をそのまま持っていくことはできない。
5mの松を、180cm未満に切る。
さらに、直径15cm未満にする。
これがなかなか大変。
チェーンソーで松を切り倒すだけでも大仕事なのに、その後さらに細かく切断しなければならない。
しかも我が家の愛車は、
30プリウス。さすがに大量の松の幹や太い枝を積んで清掃センターへ行くのは厳しい。
「これは困った……」
そこで見つけた「大剣環境センター」
さらに調べてみる。
すると、いわき市泉町にある
という施設を発見。
公式サイトを見ると、大剣環境センターでは木くず、廃プラスチック、紙くず、金属くず、繊維くず、ガラスくずなどを受け入れている。
「ここなら何とかなるんじゃないか?」
ということで、電話で確認。
今回はこちらに持ち込んで処分することに決定した。
ちなみに、こうした施設は受け入れ条件や料金が変わる可能性があるので、事前に電話で確認・予約してから持ち込むのが安心だと思う。
松の葉は別処理
細かい松の葉などは、
いわき市指定のごみ袋に入れて、通常の収集日に出す。
いわき市では家庭ごみについて、分別し、市規格袋を使用して、収集日の朝8時30分までに決められた集積所へ出すルールになっている。
ということで、
幹・太い枝 → 大剣環境センター
細かい松の葉 → 家庭ごみ
という形で分けることにした。
そして軽トラックをレンタル
問題は運搬。30プリウスでは厳しい。
ということで、今回は軽トラックを6時間レンタルすることにした。
保険代込みで、8,360円。
軽トラの荷台に、切断した松の幹と大きな枝を積み込む。
念のため、麻ひもでしっかり縛って、走行中に飛んでいかないようにしておく。
これで準備完了。
いざ、大剣環境センターへ!
初めての大剣環境センターへ
電話で予約をして、本日いよいよ処分に向かった。
こういう処分施設そのものは初めてではない。
しかし、大剣環境センターは今回が初めて。
なんとなくドキドキする。でも、こういう普段行かない場所へ行くのは、ちょっと楽しかったりもする。
施設に到着。
電話で、「大きなはかりがありますので、軽トラックごと乗ってください」
と説明を受けていたので、迷わず計量器へ。
そして軽トラックを乗せる。
ところが……係の人が誰もいない。
「あれ?」そこで思い出した。
電話で、「13時まで昼休みです」
と言われていたのだった。
完全に忘れていた💦
待っていたら、仲間が続々とやってきた
仕方がない。20分ほど時間があるので、駐車場で休憩する。
そして、そろそろ時間かなと思っていると……
同じように荷物を積んだ軽トラックが、
1台。また1台。そしてまた1台。
「みんな来るんだな~」
やはり家庭で庭木などを切ったとき、
「切ったのはいいけど、この木どうすんの?」
と困っている人は、私だけではないということなのか?
なんとなく仲間意識が芽生える。
いよいよ松を降ろす!
自分の松の木は、施設の一番奥の処分場へ。
軽トラックを所定の場所へ移動させる。
そして荷台を見る。
そこには、大量の松の幹と太い枝。
積むときも大変だった。
しかし、ここからは降ろさなければならない。
積み込み作業ですでに体力を使っている。
そこへ、急に暑くなった今日の気温。
汗が出る。さらに汗が出る。
そして……汗だく。
最後には、くたくた。
「木を切るところから、処分するところまでが庭木の伐採なんだな……」
と、身をもって実感した。
それでも何とか全部降ろし終わった。
終了!
気になる処分料金は?
ここが今回、一番気になるところ。
今回の処分料は、1kgあたり15円。
「100kgくらいかな?」と思っていた。
ところが計量してみると……
170kg!
思っていたより重かった。
170kg × 15円。
計算すると、2,805円。
思ったよりは現実的な金額だった。
そして今回かかった費用をまとめると、
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 軽トラック6時間レンタル・保険込み | 8,360円 |
| 松の木の処分料170kg | 2,805円 |
| 合計 | 11,294円 |
今回の私の場合、
松の木の処分に合計11,294円。
これに自宅から施設までの燃料なども考えれば、もう少しかかっていることになる。
決して「タダ同然」というわけではない。
しかし、自分で切った大量の松を処分できたことを考えれば、
「これで片付いた!」
松を切るなら「その後」まで考えておこう
今回、一番感じたのはこれ。
「切り倒せば終わり」ではない。
むしろ、「切り倒した後が大変」だった。
特に松のように幹が太く、大きく育った木は、切った後の運搬と処分まで考えておく必要がある。
自分の山があれば、処分方法の選択肢も変わってくる。
しかし、住宅地で暮らしていると、切った木をその辺に置いておくわけにもいかない。
今回のように、
- 市の清掃センターへ自己搬入する
- 民間の処理施設へ相談する
- 一般廃棄物収集運搬業者などに依頼する
など、いくつかの方法を検討する必要がある。
いわき市も、一時的に大量に出た家庭ごみについては、集積所へ出さず、直接処理施設へ持ち込むか、許可業者へ有料で依頼する方法を案内している。
まとめ「こういう施設が近くにあるのは助かる」
今回は、松くい虫にやられた約5mの松を伐採
しかし、「切った松、どうすればいいんだ……」
と困っていた私にとって、そう遠くない場所に木くずを処分できる施設があったのは、本当に助かった。
そして何より、庭の松を切る前に「その木をどう処分するか?」まで考えておくこと。
今回の私は完全に、「切ってから考える」だった。
結果的には何とかなったものの、次に庭木を切る機会があったら、最初から処分方法と運搬手段まで考えておこうと思う。
それにしても今日は暑かった。
還暦おじさん、松との戦い、無事終了。
今日はもう、汗をかいた分だけビールがうまい!
……と言いたいところだが、明日の筋肉痛がちょっと怖い。
※この記事の処分方法・料金・受入条件は、今回の私の体験をもとにしたものです。料金や受入条件、受付時間などは変更される可能性があります。実際に持ち込む場合は、事前に施設やいわき市へ確認することをおすすめします。いわき市の公式案内では、市の清掃センターへ搬入できる木材等にも大きさの規格があります。