還暦おじさん初めての「もっちゅりん」おすそ分で幸せ

子どもが小さい頃は、一緒に遊ぶのが当たり前だった。

公園へ行ったり、買い物へ行ったり、くだらないことで笑ったり。
父親というより、遊び相手だったような気もする。

ところが還暦になった今。

会話は必要なことだけ。

一緒に暮らしているから寂しいわけではない。
でも、ふと考えることがある。

「あと何年、一緒に暮らせるんだろう。」

子どもが成長するのはうれしいことなのに、その先には「巣立ち」が待っている。

親というのは、なんとも勝手な生き物だな(;^ω^)

そんなことを考えていたある日のこと。

仕事から帰って冷蔵庫を開けると、還暦おじさん専用の棚に見慣れない箱が置いてあった。

「もっちゅりん?」

奥さんに聞いてみると、

「子どもが買ってきたよ。今すごく人気で、なかなか買えないらしいよ。」

どうやら大人気のミスタードーナツの新商品らしい。

店舗によっては開店後すぐ売り切れるほどだとか。

家族3人分ちゃんと分けられていた。

おすそ分けだ😂

遠慮なく、きなことみたらしをいただく。

食べた瞬間、

「ああ、年取ってから甘いの大好きだ~」

ポン・デ・リングをさらにもちもち、まさに”もっちゅり”させたような食感。

不思議なのが人気出るよな~。

個人的にはみたらしのほうが美味いかな。

まだ食べたことがない方は、一度試してみてほしい。

でも、この日一番おいしかったのはドーナツではない。

「ちゃんと親父の分もある。」

還暦になると、親子の会話は減る。

「ちゃんと家族として見てるよ。」

そんなメッセージが隠れているということでいいのだろう

もちろん、食べたからにはこちらも何かお返しをしたくなる。

これが毎回悩ましい。

お土産選びが本当に苦手だ。

ネットで高評価の商品を買っても反応は微妙だったりするし、

逆に「これ絶対ダメだろう」と思って買ったものが意外と喜ばれたりする。

美味しいものは「美味しい」。

そうでないものは「うーん」。

家族は遠慮なく正直な感想を言ってくれる。

それはありがたい。

だからこそ、毎回プレッシャーでもある。

福島の田舎で両親が一生懸命育てた野菜を大量にもらってきても、正直あんまり喜ばない。

時代なのか、好みなのか、それとも量が多すぎるのか(笑)。

それでも懲りずに、また何か美味しいものを探さねばだ💦

やっぱり家族が喜ぶ顔を見たいからだ。

還暦になって思う。

高価なプレゼントじゃなくてもいい。

ほんの少しのおすそ分け。

「これ、お父さんの分ね。」

それぐらいで、十分うれしい。

親子の距離は少しずつ変わっていく。

でも、こういう小さな思いやりは、年齢を重ねるほど心に沁みる。

さて次は、私が家族を「おっ!」と言わせるお土産を見つけたい。

……その難易度が、一番高いんですけどね。

投稿者 norichanneru

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