福島県田村郡三春町 | 福島県環境創造センター交流棟(愛称:コミュタン福島)

ちょっとした用事があって、福島県田村郡三春町まで足を延ばした。
ついでにと言っては失礼だが、以前から気になっていた「福島県環境創造センター交流棟」、愛称・コミュタン福島に立ち寄ってみることにした。
予想以上に立派な施設だった
工業団地の一角にあると聞いていたが行ってみて驚いた。
広々とした敷地に、想像していたよりもずっと立派な建物が建っている。
入館料は無料!!。平日で来館者が少なかったせいか、施設の方がわざわざ案内までしてくれた。
360度シアターで、見慣れた海に胸が熱くなる

まず案内されたのが「環境創造シアター」という360度全球型のシアター。ここで2本の動画を鑑賞した。映像も音もかなりの迫力で、包み込まれるような没入感がある。
スクリーンに映し出されたのは、見慣れたいわき市の海と港、そして福島の自然。
日頃当たり前のように見ている景色が、大きなドームいっぱいに広がると、なんだか「お〜っ」と気持ちが盛り上がってくる!そこで釣りしてるんだけどなかなか釣れない〜とか😂それは冗談。
ちなみに、福島の自然や環境を案内するナレーションを務めていたのは、あの西田敏行さんだった。
震災・放射能・そして「今も続く不安」
もちろん、この施設が伝えようとしているのは美しい景色だけではない。
東日本大震災による被害、放射能、そして今も続く不安。そして復興!しっかりと向き合っている。



聞けば、小学校の遠足で訪れる子どもたちも多く、海外からの来館者も少なくないという。
地元の子どもたちにとっても、遠く海を越えてやってきた人たちにとっても、福島の「今」を自分の目で確かめる場所になっているのだろう。
還暦おじさん、あの日を思い出す
2011年3月11日、金曜日、午後2時46分。
展示を見ながら、東日本大震災、それに続く原子力発電所の事故からの経過を、あらためて思い出していた。
あの日の記憶はやはり特別なものがある。
そして今回、恥ずかしながら初めて知ったこともあった。
福島県田村市では、環境を取り戻すために国と県の3つの機関が協力し、放射性物質の研究に取り組んでいるという。地元の人間でも、意外と知らないことはまだまだあるものだ。
忘れたいことと、忘れてはならないこと
東日本大震災から15年が経過した。正直、思い出したくないこともある。
けれど一方で、忘れてはならない経験や教訓がたくさんある。コミュタン福島は、その両方と静かに向き合わせてくれる場所だった。
正直、こういう箱物に否定的な考えも持っていたが、たまにはこういう施設にふらりと立ち寄ってみるのも、悪くないものだな――そんなことを思いながら、三春町を後にした。

