還暦おじさん、移動スーパー「とくし丸」で知った地方暮らしの救世主

とく、とく、とーく、とーくし丸~♪

外出先で、どこからともなく聞こえてきたこのメロディ。

何度か耳にしたことがあったが

音のする方へ目を向けると、食品をたくさん積んだ一台の軽トラックが止まっている。

これが『移動スーパー とくし丸』か!!

車を止めて見に行ってしまった。


「動くスーパー」のすごさ

令和8年7月現在、私が暮らす福島県いわき市は、生まれ育った福島市の山あいと比べれば、かなり便利な街だ。

スーパーもドラッグストアもホームセンターもたくさんある。

しかし、それでも一つだけ変わらない現実がある。

車がなければ生活が成り立たない。

買い物に行くにも病院へ行くにも、ちょっとした用事でも車が必要。

若いうちは何とも思わないが、60歳になった今、「あと20年後の自分」を考えちゃうよな💦

そして何より気になるのが、福島市で暮らす高齢の両親のことだ。


免許返納のその先に待っている「買い物難民」

最近よく耳にする「免許返納」。

もちろん交通事故防止のためには、とても大切なことだと思う。

しかし一方で、

免許を返納した瞬間から買い物に困る人がたくさんいる。

特に地方では深刻だ。

いわき市も福島市も、中心部を少し離れれば車が生活必需品。

バスは本数が少なく、タクシーを毎回利用するのも現実的ではない。

だから「買い物難民」という言葉が決して大げさではない。


本当にスーパーがそのままやって来た!

ちょうどお客さんがいなかったので、販売員さんに声を掛けてみた。

「中を見せてもらってもいいですか?」

快く見せていただいた。

野菜。肉。牛乳。卵。パン。お菓子。

調味料。飲み物。そして…刺身まである!

聞いてみると、いわき市の地元スーパー「マルト」の商品を積み込み、お客様から注文を受けた商品も一緒に届けているそうだ。

一品20円プラスの価格らしい

単なる移動販売ではない。

いつものスーパーが、そのまま家の前まで来てくれる感覚。

これは便利だ。


買い物だけじゃない。「会話」が届くサービス

さらに印象的だったのは、お店の方の雰囲気。

ただ商品を売るだけではなく、

「今日は暑いですね。」

「体調はどうですか?」

そんな何気ない会話が自然に生まれる。

一人暮らしの高齢者にとっては、この数分の会話が一日の楽しみになることもあるだろう。

買い物だけでなく、

人とのつながりも一緒に届けている。

そんな温かさを感じた。


「福島市には無いんですか?」と聞いてみたら…

気になって質問してみた。

「これ、福島市には無いんですか?」

すると返ってきた答えは意外だった。

「ありますよ!!」

しかも運営しているのは、福島市民なら誰でも知っている地元スーパー**「いちい」**

えっ、知らなかった…。

帰宅後に調べてみると、なんと私の実家がある地域も、すでに月曜日の巡回ルートに入っているらしい。

これは驚いた。


両親にも利用してもらえるかもしれない

実家の両親も年齢を重ね、車での買い物がいつまで続けられるか分からない。

もちろん、今はまだ元気だ。

でも「元気なうちから知っておくこと」が大切なのかもしれない。

近いうちに、スーパーいちいへ電話して、

「実家まで来てもらえるのでしょうか?」

と聞いてみようと思う。

もし利用できるなら、本当に助かる。

離れて暮らす子どもとしても安心できる。


地方だからこそ必要になるサービス

日本では高齢化がますます進んでいる。

スーパーが閉店したり、公共交通が減ったり…。

地方では「買い物」が年々難しくなっている地域も少なくない。

そんな中で、とくし丸のような移動スーパーは、単なる宅配サービスではなく、

地域の暮らしを支えるライフラインになりつつある。

商品を届けるだけではない。

安心を届け、

会話を届け、

笑顔を届ける。

そんな存在なのだと感じた。


還暦おじさんが思ったこと

60歳になると、親の暮らしほんときになる

若い頃なら気にも留めなかった一台の軽トラック。

しかし今日は違った。

「便利そうだな。」

では終わらなかった。

「親も利用できるといいんだが」

そんなことを自然に考えていた。

これも還暦になった証拠なのかもしれない。


まとめ

たまたま耳にした

「とく、とく、とーく、とーくし丸~♪」

その歌に誘われて立ち寄った数分間だったが、地方で暮らす私にとっては、とても大きな発見だった。

車を運転できることが当たり前ではなくなる日が必ず来る。

その時に、「買い物に困らない仕組み」があることは、本人だけでなく家族にとっても大きな安心につながる。

今度実家へ帰ったら、両親にもこの話をしてみよう。

もしかすると、月曜日になると我が家の前にも、

「とく、とく、とーく、とーくし丸~♪」

あの聞き覚えのあるメロディが流れてくる日が来るのかもしれない。

投稿者 norichanneru

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