令和8年のお盆が近い。
今年は仕事の都合で、福島市の実家へ帰省することができない。
そこで、妻・娘・私の3人の休みが珍しく一致した日曜日に、一足早く両親へ会いに行くことにした。
高齢になると「出かける」が少なくなる
年齢を重ねると、外出する機会はどうしても減っていく。
私の両親も例外ではない。
実家でゆっくり過ごすのもいいが、「今日はせっかくだから外で食べよう。」ということになった。
向かったのは、福島市松川町にある和風料理のお店。
実家からは隣町だが、信号が一つもないのどかな田舎道を走るだけなので、約10分で到着する😅

お店の入口の屋根につばめの巣があり、かわいい雛たちが元気に顔をのぞかせていた。
それだけでも、なんだか心が和む。
それぞれ注文したランチ
私は迷わず天ざるそば二段。
そば好きにはたまらないボリュームだ。
一方、父と母は母に合わせて**冷やしネバネバそば(プチデザート付き)**を注文。
「へぇ、そんなメニュー好きだったっけ?」
そう思いながら料理が運ばれてくるのを待った。
父の正直すぎるひと言
料理が届き、みんなで食べ始める。
ところが、父も母も何となく箸が進まない。

「美味しい?」
そう聞いてみると、父が一言。
「あんましかな…。」
あまりにも正直すぎる返事に、その場にいた全員が大笑い。
久しぶりに孫と会えたこと。
珍しく外食したこと。
そんな普段とは違う雰囲気に調子が狂ったのか、それとも本当は別のメニューが食べたかったのか。
理由は分からないが、このやり取りのおかげで忘れられないランチになった。
私は大満足

ちなみに私が注文した天ざるそばは大正解。
揚げたての天ぷらはサクサク。
香りの良いそばは二段でもあっという間に完食。
食べ応えも十分で大満足だった。
店内は広々としていて落ち着いた雰囲気。
法事などにも利用できる造りになっており、地域にこういうお店があるのは本当にありがたい。
60歳になって思う。
親が元気なのは当たり前ではない。
「今度でいいか。」
そう思っているうちに、会える時間は少しずつ減っていく。
近くのお店で一緒にご飯を食べて、笑って帰る。
そんな何気ない一日が、何年後かには一番大切な思い出になっているのかもしれない。
今年のお盆は帰省できない。
でも、一足早く家族みんなで笑い合えたこの日曜日は、私にとって忘れられない日になった。
もし皆さんのご両親が元気なら、ぜひ一度「ご飯でも食べに行こう。」と声を掛けてみてください。
その何気ない一食が、一生の思い出になるかもしれません。
