令和8年8月、今月もこども食堂のお手伝いの日がやってきた。
一年ほど前の私は、こども食堂で提供するカレーについて、
「どんなカレーがいいんだろう?」
「子どもたちは食べてくれるかな?」
などと悩み、自宅で試しに作ってみたりして、慣れない料理に悪戦苦闘していた。
それが一年もたつと、人間というものは不思議なものである。
今では、メニュー決めや調理については、頼もしいボランティア女性陣にほぼお任せ。
還暦おじさんの担当はというと、
買い物!
ガスコンロなどの設置!
大きなガス炊飯器にお米をセット!
重い荷物運び!
そして最後の後片付けとゴミ捨て!
……どうやら私は、料理人ではなく力仕事担当として、しっかり自分の居場所を確保したようだ(笑)
人間の集団というものは、時間がたつにつれて、それぞれ自然と役割が決まり、自分の居場所ができていくものなのだな〜と、最近つくづく感じている。
今月のメニューは「ちらし寿司」
今回のこども食堂のメニューは、ちらし寿司。
前月の打ち合わせで女性陣から聞き取った材料をもとに、
「これを何人分作るには、何をどれだけ買えばいいんだ?」
昔なら、還暦おじさんの頭脳をフル回転させながら買い物をするところだが
最近は便利な時代である。
「〇〇を何人前作るには、△△を何個買えばいい?」
そんな質問をAIに聞けば、あっという間に目安を教えてくれる。
昔だったら、電卓をたたきながら頭を抱えていたかもしれないが、今ではずいぶん時間を短縮できる。
頭を使わなくていいというのは、本当にありがたい(笑)
ビールのおつまみとは勝手が違う枝豆作業
今回、唯一「料理らしい仕事」を任された。
それが、冷凍枝豆を解凍して、さやから豆を取り出し、ちらし寿司のトッピングにする作業。
枝豆といえば、普段はビールのお供、これなら得意だ
テレビでも見ながら、
「プチッ!」「プチッ!」
と、何の苦労もなく食べている。
だから今回も、「枝豆を弾くだけ?そんなの楽勝だろ!」と思っていた。
ところが、これが地味にきつい(笑)
ビールを飲みながら食べる枝豆と、何十人分ものちらし寿司のために黙々と枝豆を弾く作業は、まったく別物だった。
途中から、
と思いながら、ひたすらプチプチ。
どうやら枝豆は、ビールと一緒だからこそ楽しいらしい。
業務スーパーの食材も大活躍!

そんな苦労?を経て完成したちらし寿司は、予想以上に素晴らしい出来栄えだった。
私が苦労して取り出した枝豆は、決して主役というわけではない。
しかし、ちらし寿司の中でしっかりと彩りを添え、味にも存在感を出している。
「おお、ちゃんと俺の仕事が役に立っている!」
と、少しだけうれしくなった(笑)
今回の食材は、ほぼ業務スーパーでそろえた。
ちらし寿司を手軽に作れる便利な商品もあり

「こんなに簡単に美味しいちらし寿司が作れるんだな〜」
と、改めて感心。
たくさんの子どもたちや地域の皆さんに食べていただく食事だからこそ、限られた予算の中で、美味しく、楽しく、そしてできるだけ効率よく準備することも大切なのだと思う。
AIにはできない、還暦おじさんの仕事
AIに聞けば、材料の分量も計算してくれる。
献立のアイデアだって教えてくれる。
文章だって書いてくれる。
本当に便利な世の中になった。
しかし……
重い荷物を運ぶ。
ガスコンロを設置する。
テーブルや会場を片付ける。
ゴミをまとめて捨てに行く。
そして汗をかく。
残念ながら、今のところAIにはやってもらえない(笑)
結局、還暦おじさんは、これからも体が資本の仕事を頑張る。
暑い一日、汗をかきながら最後の後片付けを終え、
「今日も無事に終わったな〜」
と、少しだけ達成感。
今回も、美味しいちらし寿司を通して、たくさんの笑顔を見ることができた。
ご寄付とボランティアの皆様に感謝
こども食堂は、決して一人では開催することができない。
食材などをご寄付してくださる皆様。
調理をしてくださるボランティアの皆様。
会場の設営や後片付けを手伝ってくださる皆様。
そして、こども食堂に足を運んでくださる皆様。
たくさんの方々のご協力があって、今回も無事に開催することができました。
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
これからも、それぞれが自分にできることを少しずつ持ち寄りながら、子どもたちや地域の皆さんが笑顔になれる場所を続けていけたらと思います。
料理の腕前は、相変わらず女性陣にはかないませんが……
重いものを運ぶ仕事と、後片付けなら、まだまだ還暦おじさんも頑張れそうです!
AIにはできない仕事も、まだまだたくさんある!
そんなことを感じながら、汗だくでゴミを捨てに行った、令和8年8月のこども食堂でした。
