令和8年、田植え作業もいよいよ最終工程「てなおし」に突入した。
「てなおし」とは、田植え機でうまく植えられなかった場所に、手で植えていく作業だ。
これがまた地味にきつい。
もし「地味にきつい仕事ランキング」があったら、かなり上位に食い込むと思う😅
中腰。
ぬかるむ足元。
照り返し。
終わりがなかなか見えない絶妙な量。
還暦のおじさんにはなかなか堪える💦
80後半突入の両親も慣れてるとはいえ辛い💦
それでも、「あと一息だ!」
と両親と声を掛け合いながら作業を進める時間は、なんだか悪くない。
60歳になると“効く”ようになるもの
休憩時間。

母親が差し出してくれたのは、
「愛情一本、チオビタ・ドリンク」
若い頃は、
「こんなの気休めだろ」
なんて思っていた。
しかし60歳になると違う。
飲んだあと、
「あれ?ちょっと復活したぞ」
と、身体が素直に反応する。
年齢を重ねると、
ドリンク剤のありがたみまで理解できるようになるらしい。
田んぼにいた“謎の15cm生物”
さて、作業を再開しようとした時だった。
田んぼの水面を、
細長い昆虫がスーッと移動している。
「なんだけこれ?」

見た感じは、
ミズスマシっぽいような、
カマキリっぽいような…。
しかもデカい。
15cmぐらいありそうに見える存在感。
気になって捕まえてみた。
最近のおじさんは便利である。
昔なら「珍しい虫だな」で終わっていたが、
今はスマホがある。
早速Googleレンズで検索。
すると表示された名前は──

「ヒメミズカマキリ」
さらに調べてみると、地域によってはレッドデータに掲載されているらしい。
場所によっては絶滅が心配されている昆虫ということだな。
我が家の田んぼ、実はすごい説

我が、田んぼに絶滅危惧レベルの生き物が普通にいる。
そう思った瞬間、景色が変わってみえたりした😆
「うちの田んぼ、環境いんじゃね?」
農薬も昔より減り、周囲にはまだ自然が残っている。
福島には、こういう景色がまだちゃんと残っているんだなと思えた。
便利さを都会と比べてはいけない
田んぼの中に小さな命が普通に生きている環境のほうが
実はかなり贅沢なのかもしれない
「子孫繁栄してくれ!」
と願いながら、
そっと田んぼへリリースした。
来年も、同じ景色を見たい
田植えは大変だ。
身体もバキバキになる。
でも、両親と今年も一緒に作業できた。
それだけで十分幸せってもんだな。
作業後には、「疲れを癒しに温泉行こう」という約束もした。
60歳になると、
“高級なもの”より、こういう時間のほうが嬉しくなるものだな。
来年もまた、両親が元気で、一緒に田植えができたら最高だ。
そして、ヒメミズカマキリにもまた会えたら嬉しい。
福島は自然が豊かで、実はすごくいいところだったんだな!!
泥だらけになりながら、
そんなことを思った還暦の春でした。
※ヒメミズカマキリじゃなかったらすいません🙇♂️
